神鋼無念…41点差完敗で準決勝敗退

 「ラグビー日本選手権・準決勝、パナソニック46-5神戸製鋼」(1日、駒沢)

 準決勝が行われ、神戸製鋼は、トップリーグとの2冠を狙うパナソニックに5‐46で大敗した。東芝は4連覇を狙ったサントリーに25‐24で逆転勝ち。パナソニックと東芝は9日の決勝(東京・国立競技場)で対戦する。

 完敗だった。昨年に続く決勝進出を目指した神戸製鋼だったが、トップリーグ王者の壁は厚かった。

 パナソニックの厳しいディフェンスに攻め手を欠き、前半36分にSO正面が1トライを奪うのがやっと。1月の第2ステージの対戦では1点差の接戦を演じた相手に、予想もしなかった41点差という大差をつけられた。苑田ヘッドコーチは「こういう形でシーズンが終わって悔しい。私の力不足です」と言葉を絞り出した。

 平尾誠二GM兼総監督も、思わぬ試合内容に表情はさえない。「もう少しいいゲームができると思ったが…。自分たちの形にならなかった時に、引き戻す力がこのチームには足りない」と敗因を分析。来季の指導体制については明言しなかった。

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