相撲協会4年ぶり黒字 本場所収入増加

 日本相撲協会は6日、大阪市内で理事会と年寄総会を開いて2013年の収支決算を承認し、経常収益から経常費用を引いた額は1億5千万円のプラスで、4年ぶりに黒字となった。

 12年に比べて入場者数が約4万3千人増えたことなどにより、本場所収入が前年比で約4億円アップ。巡業開催などを合わせた事業収益も5億3千万円増加して90億4千万円となり、野球賭博問題の起きた10年の84億3千万円を上回った。定年退職者が例年以上に多く退職金がかさんだ影響で、東京・両国国技館の土地、建物を含めた協会の正味財産は前年より1億2千万円減の363億9千万円。

 黒字の中には金融資産の含み益を約10億円計上している。北の湖理事長(元横綱)は「厳しいことに変わりない。ファンの方が喜ぶことを考え、今まで以上にチケットが売れるように努力しなければならない」と話した。

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