沙羅、自分磨く「会心の試合ない」
ノルディックスキー・ジャンプの男女日本代表勢は25日、W杯の今季最終戦を終えて成田空港に帰国。女子で2年連続でのW杯個人年間総合王者となった高梨沙羅(17)=クラレ=は、さらなるレベルアップを誓った。
高梨の向上心が尽きることはない。W杯は全18戦15勝と無敵の強さを誇った一方で、2月のソチ五輪では4位だった今季を「五輪が一番心に残っているが、会心の試合はないのかも」と総括した。
失意の時期だった五輪直後には80代の女性から「私(高梨)が頑張る姿で、生きることを頑張れる」という激励の手紙が届き、その後のW杯7連勝につなげた。来季に向けては「まだまだ自分は精神面も、技術面も欠けているので磨いていきたい」。なお、「飛び入学入試」で合格した日体大進学については言及しなかった。