上村愛子が引退発表、27日ラスト滑走

 フリースタイルスキー・モーグル女子の上村愛子(北野建設)が26日、全日本選手権(27日・白馬)を最後に現役を引退することを正式に発表した。負傷の回復状況から、同大会のデュアルモーグルには出場せず、27日が現役ラスト滑走となる。

 上村は98年の長野五輪から2月のソチ五輪まで冬季五輪に5大会連続で出場し、全大会で入賞を記録。10年のバンクーバー大会後には一時休養したが、復帰して挑んだソチでは2大会連続となる4位でフィニッシュ。悲願のメダルには届かなかったが、競技後には「会心の滑りができてすがすがしい気分」と笑顔で語り「五輪はこれで最後」と語っていた。

 W杯では、07‐08年シーズンの個人年間総合優勝を含めて通算10勝。人気・実力ともに日本のモーグル界を長くけん引してきた上村が、モーグルバーンを去る。

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