「フィギュアスケート世界選手権・女子ＳＰ」（２７日、さいたまＳＡ）

　２７日に女子ＳＰを控える浅田真央（２３）＝中京大＝が２６日、サブリンクで最終調整を行った。この日もトリプルアクセルを２度完璧に決めるなど、好調をアピール。“集大成”と位置づけたシーズンの最終戦に向けて、態勢は万全だ。

　練習を見つめた佐藤信夫コーチも「調子はいいですよ」と、太鼓判。来季以降の進退は未定で、これが約４年間、苦楽をともにしてきた師弟にとって、最後の大会となる可能性もある。佐藤コーチは「（今後について）１００％知らない。僕はどうなるんでしょう？」と笑いながら、「気持ちはいつもと変わらない」と穏やかに話した。

　ソチ五輪では出遅れてしまったＳＰの滑走順は、第５グループの１番滑走となる２２番に決定。悪いイメージを払拭し、黄金色のフィナーレへ突き進む。