愛子が引退会見「家族との時間大切に」
フリースタイルスキー女子モーグルで、今年のソチまで5大会連続で冬季五輪に出場した上村愛子(34)=北野建設=が1日、長野市内のホテルで引退会見を開いた。
晴れやかな青空が広がったこの日、晴れやかな“愛子スマイル”が咲き誇った。「充実し、本当に幸せな競技人生でした。本当にありがとうございました」。五輪メダリストの夢はかなわなかったが「目標を持てたおかげで、前に進む原動力は目標からもらえた」と振り返った。
夫であり、アルペン男子の皆川賢太郎も今季で引退。将来的にモーグル界、スキー界の発展に尽力する希望もあるが、まずは家族水入らずの時間を希望。「競技をやっている間はなかなかできなかった家族との時間を大切にしたい。どんな家庭を築きたいか?子供は授かり物だと思うんで、子供もできたらすごくうれしいですし、子供も旦那さんも家族もみんなで幸せにいたいなと思います」。やりきった末の引退。上村は最後まで笑顔が絶えなかった。