葛西 まだ独身ですが…パパで金
ソチ五輪のノルディックスキー・ジャンプ男子ラージヒルで銀、団体で銅メダルを獲得した葛西紀明(41)=土屋ホーム=が4日、東京都千代田区の日本記者クラブで会見した。18年平昌五輪で8大会連続出場と悲願の金メダルを狙う“レジェンド”は、現在は独身ながら、平昌で「子供に勇姿を見せる」という壮大な野望もブチ上げた。
野望は尽きない。悲願の個人メダルを手にしたソチ五輪について、葛西は「うれしいというより、悔しい。7‐3で悔しい気持ちの方が強い」と振り返った。実現すれば8大会連続出場となる平昌五輪に向けて、あらためて金メダルを狙うと宣言。そして、もう1つ、壮大なプランを披露した。
「平昌はすごく近いし、札幌からもすぐ。早く結婚して、子供をつくって、僕の勇姿を見てもらいたい。それが次の目標です」
現在は独身。次の五輪まで、“レジェンドジュニア”に物心がつくには、あまり時間がないものの「来年には?頑張ります!!」と意気込んだ。
6月には42歳になるが、“引退”の2文字とは無縁だ。年を重ねるごとに得たもの、失ったものを問われても「得たものは感謝の気持ち。失ったものは何もない」と言い切った。その上で「ようやく自分のジャンプが世界に通用するようになってきた」と、日々の進化に手応えすら感じている。
「いつかは引退すると思うけど、今のところはまったく想像していない。45歳でも49歳でも、ここまできたら全部同じじゃないですか?体が持つ限り50歳までやりたい。いけるところまでチャレンジしたい」。日本が誇る“レジェンド”の着地点は、まだまだ見えてこない。