桐生、今季初戦を10秒26で快勝
「出雲陸上」(20日、島根県立浜山公園陸上競技場)
陸上男子100メートルで日本歴代2位の10秒01の記録を持つ桐生祥秀(18)=東洋大=が20日、島根県立浜山公園陸上競技場で行われた出雲大会で100メートルの今季初戦に臨み、予選で10秒33をマークし、追い風0・6メートルだった決勝を10秒26で制した。10秒2台が目標だっただけに「久しぶりに走って、こういう感じだと思い出した。(記録は)予定通りといえば予定通り」と無難な内容に満足感を示した。
京都の洛南高から大学進学後、初の同種目出場でもあった。日本人初の9秒台が注目される中、関係者によると、観衆は例年のほぼ5倍の約5千人だった。冬場に60メートルをこなした影響で「60メートルからタイミングが外れた」と言うなど課題を残した。予選だけで終える可能性があったが、決勝ではタイムを上げ「修正できた」と胸を張った。