大分舞鶴が天理に30年ぶり“雪辱”

 「関西ラグビーまつり、天理22-41大分舞鶴」(27日、花園)

 全国高校ラグビー大会史に残る名勝負として語り継がれる1984年1月の決勝を戦った天理(奈良)と大分舞鶴の選手が27日、東大阪市の花園ラグビー場で30年ぶりに対戦し、41‐22で大分舞鶴に軍配が上がった。

 当時の一戦は天理が18‐16で制し、5度目の優勝を遂げた。終了間際に大分舞鶴がトライを挙げて2点差と迫ったが、決まれば両校優勝となるゴールキックはわずかにポストの左へ。両者譲らぬ戦いぶりは、松任谷由実さんの名曲「ノーサイド」のモデルになったといわれている。

 このゴールキックを蹴った大分舞鶴元主将の福浦孝二さん(48)は「試合のリベンジは十分させてもらった」と笑い、天理の主将だった津彼幸司さん(48)は「みんな仲間。楽しめた」と感慨深げだった。

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