日本女子 平野、佳純が地力発揮

 「卓球世界選手権・団体戦・第1日」(28日、国立代々木競技場など)

 日本は2012年の前回大会5位の女子が1次リーグB組初戦でベラルーシを3‐0で下し、白星発進となった。

 3人によるシングルス5試合で争われ、女子は12年ロンドン五輪団体銀メダルメンバーの平野早矢香(ミキハウス)石川佳純(全農)が連勝し、初出場の田代早紀(日本生命)が逆転勝ちした。A組では前回優勝の中国や北朝鮮が勝った。

 1次リーグは6チームずつ4組に分かれ、各組3位までが決勝トーナメントに進む。

 五輪銀メダルメンバーの福原愛(ANA)をけがで欠いた日本は、五輪をともに戦った平野と石川が地力の違いを示した。難敵ベラルーシに勝ち、選手たちには笑顔と自信が満ちあふれた。平野は「いい流れをつくれた」と喜び、石川は「初戦で緊張したが、しっかりした気持ちで戦おうと準備した」と胸を張った。

 チーム最年長29歳の平野が先陣を切った。世界ランキング11位で欧州を代表するカット選手の格上パブロビッチに快勝。安定感のあるドライブに前後への揺さぶりを織り交ぜて崩し、チームに流れを呼び込んだ。

 「団体戦はいつも出足が悪いので、スタートダッシュを決めたい」と宣言した石川は、格下のプリワロワを一蹴。長身で攻撃型の相手に力負けせず、男子代表の練習に半年間交じって磨いたフォアハンドで何本も決めた。初代表の田代も経験豊富な2人に勢いづけられ、見事な白星デビュー。硬くなりがちな初戦をこれ以上ない形で乗り切った。

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