卓球日本男子、4大会連続メダル確定
「卓球世界選手権・男子団体準々決勝」(2日、国立代々木競技場)
決勝トーナメントが始まり、1次リーグC組1位の日本男子は準々決勝で同組2位のポルトガルを3‐0で退けて準決勝に進み、3位決定戦が行われないため4大会連続のメダル獲得が決まった。日本は丹羽孝希(明大)、水谷隼(DIOジャパン)、松平健太(ホリプロ)が勝った。37年ぶりの決勝進出をかけ、準決勝でドイツとシンガポールの勝者と対戦する。B組1位の日本女子は試合がなく、3日の準々決勝でC組3位のオランダと対戦する。
松平が1次リーグで屈したモンテイロに雪辱し、4強入りを決めるとベンチに駆け寄った。開催国の重圧をはねのけ、4大会連続の表彰台を確保した充実感に包まれた。
第1試合で世界ランク16位の丹羽が12位の格上フレイタスとのサウスポー対決を制し、流れを呼び込んだ。続く水谷はアポロニアに完勝し、これで9戦9勝のエースは「初めから準々決勝に照準を合わせてきた」と頼もしかった。
3人ともサーブからの速攻と正確な台上のレシーブ技術で試合を支配し、日本が誇る速い卓球を見せつけた。昨年の世界選手権個人戦シングルス8強の松平が復調し、37年ぶりの決勝進出にあと1勝。過去3大会ではね返された壁に挑む。