錦織3回戦進出「自信ついている」
テニスのマドリード・オープンは6日、マドリードで行われ、男子シングルス2回戦で第10シードの錦織圭(24)=日清食品=は世界ランキング38位のギリェルモ・ガルシアロペス(スペイン)に6‐3、6‐1で勝ち、3回戦に進んだ。3回戦で8強入りを懸け、第8シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と対戦する。
4月下旬のバルセロナ・オープンでツアー5勝目を挙げたばかりの錦織が、再びクレーコートの舞台で躍進の気配を漂わせる。順当に3回戦に進み「この2試合いいプレーが続いて、自信もついてきている。調子はいい」と手応えを口にした。
序盤で守勢に回って先にブレークを許したが、リターンでプレッシャーをかけてリズムをつかむと、相手のミスに乗じて一気に押し切った。好調の要因にバックの安定を挙げ、サーブについても「大事なポイントで入れられている」と言った。
目標の世界ランキングのトップ10入りに向け、8強入りがかかる3回戦では世界9位のラオニッチに挑む。「サーブがいいのでクレーでもブレークが大変で、リターンが鍵になる。きょうみたいなプレーをしたい」と意気込んだ。