内村、強さは不変!史上初のV7達成

 「体操全日本選手権・最終日」(11日、国立代々木競技場)

 男女個人総合の決勝が行われ、男子は内村航平(25)=コナミ=が、左首と肩の痛みを抱えながらも181・200点で史上初の7連覇を飾った。昨年の世界選手権種目別床の金メダリスト、白井健三(17)=神奈川・岸根高=は16位だった。女子は笹田夏実(18)=日体大=が55・950点で2連覇した。

 満身創痍(そうい)の中でも、内村の強さは不変だった。跳馬では予選に続き、珍しく着地に失敗。最終種目を前に、野々村に1・300点差まで詰め寄られた。しかし、最後の鉄棒を完ぺきな演技で締めくくり、前人未到の7連覇を成し遂げた。

 練習の疲れによる体調不良と左首と肩の痛みを抱えながらの偉業達成。「痛みと状態の悪さとの戦いだったけど、2日間やりきれてホッとしている」と、安堵の笑みを浮かべた。

 12日にW杯メンバーが発表されるサッカー日本代表については「本田選手が『優勝できる』って言っているのを見た。出るからには1番を目指して頑張ってほしい」とエールを送った。

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