男子400リレー日本5位で世界選手権
「陸上世界リレー、最終日」(25日、バハマ・ナッソー)
男子400メートルリレー決勝で大瀬戸一馬(法大)高瀬慧(富士通)桐生祥秀(東洋大)飯塚翔太(ミズノ)の日本は38秒40で5位に入り、来夏の世界選手権(北京)の出場権を獲得した。ジャマイカが37秒77で優勝した。男子1600メートルリレーで9~16位決定レースの日本は油井快晴(順大)金丸祐三(大塚製薬)石塚祐輔(ミズノ)渡辺和也(チームミズノ)で3分3秒24の2着となり、全体で10位だった。米国が2分57秒25で勝った。
飯塚がゴール直前でブラジルにかわされ5位。「視界に入り、力が入ってしまった」とアンカーは悔やんだが、上位8チームに与えられる世界選手権の出場権は確保した。10代が2人の「ヤング日本」が最低目標を達成した。
19歳の大瀬戸が好スタートから高瀬につなぎ、3走は桐生。100メートルで9秒台を狙う18歳の新鋭は「個人だと緊張してしまうが、盛り上がっていけた。マイナス面はあまりなかった」と手応えを口にした。
カリブ海に浮かぶバハマに入る前、米フロリダ州で合宿をして今大会に備えた。25歳で最年長の高瀬が「チームジャパンで一体となって、みんなで向かえた」と話した通り、お家芸の正確なバトンパスも健在だった。
予選の38秒34から決勝でタイムが38秒40に落ちたことが反省点。22歳の飯塚は「予選を通って喜んでしまった。もっと動じないようになりたい」と課題を掲げた。