鹿屋体育大 土器手3Pで突き放し勝利
「デイリー主催・西日本学生バスケット・男子2回戦、鹿屋体育大81-69常葉大」(27日、舞洲アリーナ)
男女2回戦各24試合が行われ、男子の九州と東海の強豪対決は、鹿屋体育大が常葉大に81‐69で逆転勝ちした。両者譲らぬ展開は、SF土器手(どきて)啓詞(2年)の3Pシュートで勢いに乗った鹿屋体育大に軍配が上がった。28日は男子3回戦16試合が大阪市中央体育館で、女子は3回戦16試合が大阪・舞洲アリーナなどで行われる。
鹿屋体育大がシーソーゲームを制した。第1Qで常葉大に4点のリードを許したものの、第2Q残り4分で逆転し、5点リードで前半を終えた。後半開始直後に詰め寄られたものの、土器手の連続3Pで突き放し、その後は一度もリードを許さなかった。
69失点中、36点をSG住吉(4年)とPG原口(3年)の二人に奪われた。「1対1では守りきれないが、全員でDFを徹底し続けられたのがよかった」と振り返った上野経雄コーチは25歳。ジュニアでの指導経験から、コーチングを学びたいと大学へ再入学し、現在3年生だ。立場は学生コーチだが、この日も絶妙のタイミングでタイムアウトを取るなど、流れを渡さない抜群のベンチワークを見せた。
次は関西2位の大院大と対戦する。試合後のミーティングで何度も選手に「チャレンジだ!!」と語りかけた。「99%相手が勝つかもしれないけど、1%の確率にかける」。激闘を制した鹿屋体育大の勢いは止まらない。