奈良、元世界1位に粘るも2回戦敗退
「全仏OPテニス・第5日」(29日、パリ)
女子シングルス2回戦で世界ランク44位の奈良くるみ(22)=安藤証券=は第6シードのエレナ・ヤンコビッチ(セルビア)にストレート負けした。シングルスの日本勢は全て敗退した。奈良は四大大会で昨夏の全米オープン、ことしの全豪オープンに続いて3大会連続でヤンコビッチに挑んだが、第1セットの第10ゲームから9ゲーム連続で奪われた。
昨夏の全米、1月の全豪に続き、3度目の挑戦も実らなかった。奈良は憧れのセンターコートで元世界ランク1位のヤンコビッチと粘り強く打ち合ったが、第2セットから「相手が一回りも二回りも上だった」と地力の差で圧倒された。強力なサーブも、派手な決め球もなく「頭と足を使ったテニス」で全仏初勝利を挙げたが、2回戦では因縁めいた壁にまたもはね返された。