桐生“流して”10秒15 9秒台期待

 「陸上日本選手権・第2日」(7日、とうほう・みんなのスタジアム)

 男子100メートル予選で9秒台の期待が懸かる桐生祥秀(18)=東洋大=は、10秒15の全体1位で8日の準決勝に進出した。

 ついに“10秒の壁”が破られるかもしれない。強い雨が降りしきる中、9秒台の期待がかかる桐生が男子100メートル予選に登場。中盤以降はやや流しながらの走りだったものの、自己4番目のタイムとなる10秒15をマーク。8日の準決勝、決勝での日本人初の9秒台に向けて、期待が高まってきた。

 「通過できればいいな、といういつも通りの感じで走った。それで(10秒)15だったので、それはそれで満足」

 昨年は決勝で山県(慶大)に敗れ、2位だっただけに、初の日本王者のタイトルにも意欲十分。「まず優勝を狙っていきたい。タイムも決勝で上げないと意味がないから」。桐生が会心の走りで駆け抜けた瞬間、日本陸上界の悲願が成就する。

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