自転車連盟が松本氏のパワハラ認定
日本自転車競技連盟が、日本代表総監督からの解任を決めた松本整氏(55)について、女子選手に対するパワーハラスメント行為を認定していたことが7日、関係者の話で分かった。松本氏の代理人は「パワハラ行為は全くない」と強く否定しており、総監督解任の決議とともに反発する姿勢を見せている。
自転車連盟は成績不振を理由に、競輪の名選手だった松本氏の解任を4日の理事会で決議した。
関係者によると、日本オリンピック委員会(JOC)が昨年実施したパワハラに関するアンケートの内容について、松本氏は女子選手に「俺のことを悪く書いたのか」などと話し、精神的苦痛を与えた。同連盟は内部調査でパワハラと認定し、3月に厳重注意処分を下した。