内村が最多6連覇!見せた柔軟な修正力
「体操NHK杯・最終日」(8日、国立代々木競技場)
男子個人総合が行われ、既に10月の世界選手権(中国・南寧)代表に決まっていた内村航平(25)=コナミ=)が181・050点で最多連続優勝記録を6に伸ばした。6度の優勝も男女を通じて単独最多となった。2位の野々村笙吾(順大)が初代表、3位の加藤凌平(順大)は2年連続の代表に決まった。内村はトップの90・450点をマークし、5月の全日本選手権の得点を半分にした持ち点との合計で野々村に2・325点差をつけた。
ミスがあっても王座は譲らない。内村は床運動でラインオーバー、あん馬で落下。序盤でつまずいたが、柔軟な修正力を見せ、史上初の6連覇を引き寄せた。
鍵に挙げたのは4種目目の跳馬。5月の全日本選手権最終日では着地が乱れた。跳馬を両手でより強く突き放せる、踏み切り板との間隔を模索。20センチも短くして今の体調に合う跳躍を導き出した。
終わってみればただ一人、6種目合計で90点超え。いつかは野々村や加藤に「並ばれる」と謙遜したが、そんな気配はない。観戦した妻子らに完璧な体操を披露できなかったが「2020年(東京五輪)で借りを返せたらいい」と約束する余裕もあった。
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