福島4年連続2冠「福島で元気みせた」
「陸上日本選手権・最終日」(8日、とうほう・みんなのスタジアム)
女子100メートル決勝は福島千里(25)=北海道ハイテクAC=が11秒69で5連覇し、4年連続で200メートルとの2冠を達成した。
後半は伸び盛りの18歳、土井に猛追されたが、何とか0秒03差でしのぎきり「自分のレースに徹することができたので隣は気にならなかった」と、女王のプライドを示した。
右足疲労骨折明けだったこともあり、タイムは伸び悩んだが、自身の姓と同じ被災地「福島」での快挙に「2冠はうれしい。福島で福島が元気な姿を見せられた。これからも明るいニュースが流せるように頑張りたい」と、“福島節”で喜びを表現した。
9月の仁川アジア大会では、100、200メートルとも連覇の期待が懸かる。「もっともっと上を目指していきたい」と力強かった。