トヨタ中嶋がPP!日本人初ルマンVへ
フランス伝統の自動車耐久レース、第82回ルマン24時間は12日、ルマンのサルテ・サーキットで予選が行われ、2台で臨むトヨタは元F1ドライバー、中嶋一貴(29)の7号車がポールポジション(PP)を獲得した。日本人ドライバーのPPは初めて。トヨタは99年以来のPPで、もう1台は3番手につけた。決勝は14日午後3時(日本時間同午後10時)にスタートする。
伝統レースで日本人初のPPを獲得した中嶋は「チャンスがある時にしっかり取れて良かった」と会心の表情で話した。クラッシュが何度も起こった荒れた展開の中、3度目の予選の序盤にマークしたタイムが破られることはなかった。
レースは24時間の長丁場。中嶋も「レースへ向けて重要な結果」としつつも「まだまだこれから。日本のメーカー、ドライバーで勝って終われるようにしたい」と気を引き締めた。