石川、水谷は準優勝 福原組は初優勝
「卓球・荻村杯ジャパンOP」(22日、横浜文化体育館)
女子シングルス決勝は石川佳純(全農)がフェン・ティアンウェイ(シンガポール)に2‐4で敗れ、初優勝はならなかった。男子シングルスは水谷隼(DIOジャパン)が決勝で于子洋(中国)に2‐4で敗れ、2年ぶりの優勝を逃した。女子ダブルス決勝は福原愛(ANA)、若宮三紗子(日本生命)組がフェン、ユ組を3‐1で退けて初優勝。男子ダブルス決勝は水谷、岸川聖也(ファースト)組が台湾ペアを3‐0で下し、5年ぶり2度目のタイトルを手にした。
石川はロンドン五輪女子シングルスの3位決定戦で敗れた因縁の相手に逆転負けを喫した。「自分の力は発揮できたし、粘り強いプレーはできた」という言葉とは裏腹に、表情には悔しさがにじんだ。1‐1で迎えた第3ゲームを11‐3で制したが、相手が徹底してフォアへ球を集め、意識させられた。第4ゲームからはバックを中心に攻められ、対応できないまま3ゲームを立て続けに失った。