錦織が初戦突破「今は100%の状態」
「ウィンブルドンテニス・第2日」(24日、ロンドン郊外)
シングルス1回戦が行われ、男子の第10シードで世界ランキング12位の錦織圭(24)=日清食品=は世界73位のケニー・デシャプール(フランス)に6‐4、7‐6、7‐5で勝ち、3年連続で初戦を突破した。
第1日(23日)の女子シングルス1回戦では、4年ぶり2度目出場の奈良くるみ(22)=安藤証券=がアンナレナ・フリードサム(ドイツ)にストレート勝ちした。
要所で鋭いリターンと巧打を決めて勝利をつかむと、錦織は右拳を力強く握った。身長203センチのデシャプールに20本のサービスエースを許したが、一度も自身のサービスゲームを落とすことなく乗り切った。
全仏オープンは左股関節とふくらはぎの痛みの影響で1回戦負けしたが「今は100%の状態で完璧」という。この大会では四大大会で唯一、16強入りしたことがない。95年の松岡修造以来の8強入りも視野に、日本のエースが好発進した。