熱戦も…伊藤竜馬は全米2回戦敗退
「全米OPテニス」(29日、ニューヨーク)
男子シングルス2回戦で世界ランク126位の伊藤竜馬(26)=北日本物産=は第19シードのフェリシアノ・ロペス(スペイン)に4‐6、6‐3、4‐6、6‐7で敗れ、四大大会初の3回戦進出はならなかった。女子ダブルス2回戦ではクルム伊達公子(43)=エステティックTBC、バルボラ・ストリコバ(チェコ)組が第14シードのチャン皓晴、チャン詠然組(台湾)に快勝し、3回戦に進んだ。
伊藤が2戦2敗のF・ロペスに再び屈した。それでも3時間近い熱戦ではラリーで押す場面も多く、試合後の大きな拍手がシード選手との善戦を物語っていた。全米に初出場した11年大会1回戦ではストレート負けしたが、今回は接戦に持ち込んだ。「過去よりも近づいている。勝ちたかった」。日焼けした顔には、悔しさと手応えが入り交じった。