沙羅が最長不倒5連勝 男子は竹内がV
「妙高サマージャンプ大会」(31日、赤倉シャンツェ)
女子は高梨沙羅(17)=クラレ=が2回目に最長不倒の100・5メートルを飛ぶなど合計243・5点で優勝した。伊藤有希(土屋ホーム)が2位、渡瀬あゆみ(サッポロスキッド)が3位だった。男子はソチ冬季五輪団体銅メダルの竹内択(27)=北野建設=が96メートル、96・5メートルの合計257・0点で制した。ソチ五輪個人ラージヒル2位の葛西紀明(42)=土屋ホーム=は7位だった。
高梨は2位に47・0点差をつけ、出場した試合で5連勝とした。「2回ともまずまず。課題とする助走の精度も上がっている」と内容にも満足そうだった。1回目にただ一人K点まで伸ばすと、2回目は風にも恵まれてHSを50センチ上回った。指導する父寛也さんによると、練習では昨季よりスタートする位置を下げても助走速度や飛距離は変わらないという。順調なレベルアップを感じながらも、高梨は「まだまだやることはある」と気を引き締めた。