伊調、圧倒V9達成「これが始まり」

 「レスリング世界選手権・第4日」(11日、タシケント)

 女子3階級が行われ、63キロ級で五輪3連覇の伊調馨(30)=ALSOK=は58キロ級の決勝でワレリア・コブロワ(ロシア)にテクニカルフォール勝ちし、9度目の優勝を果たした。

 決勝は吉田沙保里(31)=ALSOK=を破ったことがあるコブロワを寄せ付けなかった。従来より5キロも軽い58キロ級に転向して臨んだ伊調は4試合全て無失点の圧勝。首に慢性的なヘルニアを抱えながら4試合とも開始1分前後までに先制した。

 3回戦の勝利で、不戦敗を除いて約11年半続く連勝を170に。準決勝では序盤から攻め続けて圧倒し、決勝ではコブロワの右脚を取って何度も崩した。「(百点満点で)45点。50点と言いたいが自分に厳しいので。これが始まり。新しい姿を見せたい」。まだまだ自らの可能性を信じて闘い続ける。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス