レスリング吉田帰国 次はア大会制覇だ
レスリング世界選手権(タシケント)で15大会(五輪・世界選手権)連続世界一を達成した53キロ級の吉田沙保里(31)、58キロ級の伊調馨(30)=ともにALSOK=ら女子代表が15日、成田空港に帰国した。
父・栄勝さんがくも膜下出血で急死した3月11日からちょうど半年後の今月11日に連覇を伸ばした吉田は、喜びに浸る暇もなく、28日には仁川アジア大会に臨む。旧階級で実施されるため再び55キロ級で出場するが、減量ならぬ増量が悩みの種。世界選手権前はパン中心の現地の食事が合わず、体重が51・7キロまで落ちてしまった。
「今は戻って54キロくらい。ご飯と焼き肉が食べたい。温泉にも行きたい」と吉田。次戦までの「中16日」を充実させ、アジア大会4連覇に全力を傾ける。