射撃・中山が銀メダル「本当に悔しい」
「アジア大会・射撃」(23日、仁川)
クレーの女子トラップ個人が行われ、2連覇を狙った中山由起枝(35)=日立建機=は決勝で朱靖宇(中国)に惜敗し、銀メダルだった。予選4位、準決勝1位で進んだ決勝で12‐12からのシュートオフで屈した。服部慶子(日立建機)は63点の20位、井上恵(ナスタジャパン)は59点の29位で落選した。3人の予選成績で争う団体で日本は5位。カザフスタンが優勝した。
中山はシュートオフの末に惜敗し、2連覇を逃した。「本当に申し訳ないし、悔しい」と話したが、日本勢の不振が続く中での価値ある銀メダルとなった。9月のスペインでの世界選手権後は、日本で過ごしたのはわずか数日。長女の芽生さん(12)を日本に残したまま連戦に臨んだ。イタリアのトップ選手と合同合宿を行うなど、次の五輪を見据えて向上心は尽きない。