日本国歌は「耳障り」中国・孫楊が発言
香港メディアは25日、中国のアジア大会競泳代表の孫楊(22)が「日本の国歌は耳障りだ」と発言したと報じた。中国のインターネット上では「品のない発言」などと批判が広がっている。
香港紙、香港経済日報(電子版)などによると、24日の男子400メートルリレーで2位の日本を押さえて優勝した孫はメディアの取材に「中国人に留飲が下がる思いをさせた。正直言って日本の国歌は耳障りだ」と話した。
中国の短文投稿サイトでは「スポーツ選手としての素養がない」「同じことを言われたらどんな気持ちになるか」などと批判する書き込みが目立った。中国の主要メディアは孫のコメントを国歌に関わる部分には触れずに報じた。中国外務省の報道担当者は25日の定例会見で「孫選手個人の行為にコメントはできない」と述べた。
◇ ◇
入江陵介のコメント「孫楊とは親交があり、素晴らしい選手。どういった意味で言ったか分からない。意味の取り違いと信じている」
萩野公介のコメント「どういった経緯なのか分からない。スポーツは国同士の威信をかけた戦いでもあるが、一スポーツ選手として競い合う。そういった部分を大切にしたい」