萩野「50点から60点」4冠を辛口総括

 仁川アジア大会の競泳男子で金メダル四つを獲得した萩野公介(20=東洋大=が26日、競泳会場で記者会見し、大活躍した大会を「タイムはもっと上げられる部分がある。50点から60点。精神的には成長したと思う」と穏やかな表情で総括した。

 背泳ぎ2種目で入江陵介(イトマン東進)に、400メートル自由形では孫楊(中国)に敗れた。「まだ自分に勝つ力はないと感じた」と吐露しつつ「金メダルの数としてはこれが限界かな」と完全燃焼した充実感を漂わせた。

 中国、韓国を中心に海外メディアも多数詰めかけ、海外勢との体格差を補うこつや1日に複数のレースを泳ぐ対策などについて次々と質問を受けた。「水泳をやっていなかったら何をしていたか」との問いに「水泳以外はてんで駄目。普通の学生生活をエンジョイしていたと思う」と笑った。

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