錦織“凱旋V”宣言!日本での活躍誓う
テニスの全米オープン男子シングルスで日本選手初の四大大会準優勝に輝いた錦織圭(24)=日清食品=が29日、凱旋(がいせん)試合となる楽天ジャパン・オープンに向け、約300人のファンに見守られながら1時間ほど練習した。直前のマレーシア・オープンで今季ツアー3勝目を挙げており「日本の大会でも優勝を目指す」と地元観衆の前での活躍を誓う。
マレーシアから早朝に帰国した錦織は正午ごろ、会場の東京・有明テニスの森公園入り。練習用コートでダブルスを組む内山靖崇(北日本物産)と調整し、疲労を感じさせない動きだった。
錦織は30日にダブルス1回戦、10月1日にシングルス1回戦を戦う。全米での活躍で、大会の注目度は一気に高まった。準々決勝以降が行われる10月3~5日は指定席、自由席とも売り切れた。前半も自由席を残すだけで川廷尚弘トーナメント・ディレクターは「これまで大会前半の指定席が開幕前に完売することはなかった。過去に見ない反響」と“錦織特需”を実感する。
大会中の来場者数はラファエル・ナダル(スペイン)が優勝した2010年の8万131人が最多で、ことしは記録更新も見込まれる。