「テニス・楽天ジャパンオープン」（４日、有明テニスの森公園）

　シングルス準決勝で世界ランキング７位の第４シード、錦織圭（２４）＝日清食品＝が同６２位のベンヤミン・ベッカー（ドイツ）に逆転勝ちし、優勝した２０１２年以来の決勝に進んだ。準優勝の全米オープン、優勝した前週のマレーシア・オープンに続き、３大会連続の決勝進出。５日の決勝では、世界８位の第３シード、ミロシュ・ラオニッチ（２３）＝カナダ＝と対戦する。

　ラオニッチはストレート勝ちの決勝進出で「きょうはとてもうまくいった。やるべきことが明確になった」と手応えありの様子だ。１１本のサービスエースを決めて、シモンに快勝。錦織との対戦に向けて「彼は際だって動きが速い。それでも自分のプレースタイルを変えないで保てるかどうかが大事。この２年は負け越しているが、その結果を変えたい」と意気込んだ。