豪栄道「優勝目指す」名誉挽回誓った
大相撲の大関豪栄道(28)の昇進披露祝賀会が5日、都内で開かれた。日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)、白鵬、鶴竜の両横綱など約1000人が出席した。
昇進を決めた名古屋場所で痛めた左膝の影響もあり、新大関デビューの秋場所は千秋楽にようやく勝ち越す不本意な成績。それだけに次の九州場所(11月9日初日、福岡国際センター)へかける意気込みは強い。
「もうケガは大丈夫。すごく期待されているので、勝つしかない。優勝を目指して皆さんに恩返しをしたい」と、力強く巻き返しを誓った。
師匠の境川親方(元小結両国)は秋場所の結果を、「協会やファンの期待を裏切った。すべて私の責任です」と弟子をかばった。それでもケガによる稽古不足を言い訳にせず、奮闘したことを評価。「底力は分かっている。言えば“やる男”ですから」と、九州でのV字回復に期待をかけていた。