錦織一問一答「壁破れたという思い」
「テニス・楽天ジャパン・オープン」(3日、有明テニスの森公園)
錦織、号泣V‐。シングルス決勝で世界ランク7位の第4シード、錦織圭(24)=日清食品=が同8位の第3シード、ミロシュ・ラオニッチ(23)=カナダ=に7‐6、4‐6、6‐4で勝って2年ぶり2度目の優勝を果たし、優勝賞金29万6850ドル(約3265万円)を獲得した。前週のマレーシア・オープンに続くツアー今季4勝目、通算7勝目で、自身初の2週連続制覇を達成した。以下、錦織と一問一答。
‐試合が終わって、コーチの元にいったのは珍しい。涙しているようにも見えたが。
「この1週間の戦いは体のこと(臀部の痛み)を考えなければならなかった。チームのトレーナーらの後押しがあって『壁が破れた』『自分に勝った』という思いがあった」
‐230キロのサーブをいったいどうやって返すのか。
「コーチにも『いいサーブがきたらあきらめろ』と言われていた(笑)。決められてもくよくよしない、イライラしないと心掛け、リターンの位置を変えたり工夫した」
‐ラオニッチにスピーチで「互いにトップ5に行こう」と声をかけていたが。
「彼(ラオニッチ)とかディミトロフとか僕とか、若い何人かで盛り上げて上にいけたらいいと思う。仲良くはできなくても、切磋琢磨(せっさたくま)できる間柄は大事だ」
‐前日は寝られなかったか。
「やっぱり4、5回起きたり寝たりを繰り返した。作戦とかを考えて寝られなかった」