体操・内村が個人史上最多V5に挑む

 体操の世界選手権は9日、中国の南寧で男子個人総合決勝が行われ、内村航平(25)=コナミ=が自身の記録を塗り替える史上最多の5連覇を目指す。中国にわずか0・100点差で逆転負けし、最大の目標だった団体総合の金メダルには届かなかったが「気持ちを切り替える必要はない」と集中力を保って快挙に挑む。

 8日は、田中佑典(24)=コナミ=と約1時間調整。ストレッチや軽めの運動で終え「(前日の団体総合決勝の)筋肉痛もなく、それほど体は疲れていない。(4日の)予選後に上がってきた調子を維持している感じがある」と穏やかな表情で語った。

 4日の予選では6種目全てでハイレベルな15点台をそろえる総合力が光り、合計92・165点をマーク。90点の大台を超えた選手は2位のダビド・ベリャフスキー(ロシア)と3位のトウ書弟(中国)の3人で、ベリャフスキーとは1・417点の大差がついた。平行棒を除く5種目に出場した7日の団体総合決勝でも穴のない演技が際立った。

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