神鋼無念の引き分け…開幕連勝5で止まる
「ラグビートップリーグ、神戸製鋼24‐24トヨタ自動車」(11日、花園)
B組で開幕5連勝していた神戸製鋼はトヨタ自動車と24‐24で引き分けた。大型新人のWTB山下楽平(22)が後半、4試合連続となるトライで逆転したものの、リードを守り切れなかった。サントリーは近鉄を31‐30で振り切った。神戸製鋼、サントリー、A組のパナソニック、試合がなかった東芝、ヤマハ発動機は、各組上位4チームによる第2ステージA組進出を決めた。
乗っている男に好機は巡ってくる。10‐14で迎えた後半12分、ハーフライン付近から、神戸製鋼の山下楽が敵のパスに一瞬で反応。インターセプトから45メートルを独走し、ゴール右に飛び込んだ。
逆転となる4戦連続のトライ。「50メートルは6秒台前半。速くはないけど初速」と、自慢の瞬発力を発揮した。
仁川アジア大会に7人制の日本代表として出場した大型ルーキーがチームを乗せた。その後、WTB今村が2本目のトライを奪い一時は24‐14とリード。だが終盤、逆襲に遭い、ドローに終わり、開幕からの連勝は5で止まった。
山下楽は「この内容でのドローをポジティブに考えて次節につなげる」と、無敗での第2S進出に前向き。11季ぶりのVへ、19日・キヤノン戦(愛媛)で1位突破を決める。