サントリー、ドコモに大勝も満足せず

 「ラグビー・トップリーグ、サントリー61-12NTTドコモ」(19日、秩父宮)

 2シーズンぶりの優勝を目指すサントリーはNTTドコモに61-12で大勝。また、トヨタ自動車はリコーに13-12で辛くも勝ち、得失点差で上位グループ入りを決めた。第2ステージは11月28日から始まる。

 立ち上がりから果敢なオープン攻撃を仕掛けてきたNTTドコモに対して受けに回り、前半22分までに0-12とリードを許してしまったサントリー。ところが、33分に相手のフランカー・ブルソーがシンビン(一時退場)となり、数的優位になった絶好のチャンスを逃さなかった。

 SOトゥシ・ピシ、CTB村田の連続トライで瞬く間に逆転に成功。後半は完全にワンサイドとなり、7トライを奪って完勝した。

 それでも大久保監督は「あのシンビンがなかったら、どうなっていたか分からなかった」と厳しい表情。ノートライに終わった日本代表WTB松島についても、「まだ彼のポテンシャルを生かせていない」と指揮官は辛口の評価。V奪回へ向けて若手の成長を期待した。

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