町田、圧勝で2連覇「今の100%」
「フィギュアスケートGPシリーズ第1戦・スケートアメリカ」(25日、シカゴ)
男子は町田樹(24)=関大=が、ショートプログラム(SP)に続いてフリーも1位となり、2位のジェーソン・ブラウン(米国)に34・92点の大差をつけ、合計269・09点で2連覇した。
昨年のロシア杯に続くGP通算4勝目。女子SPで今井遥(21)=新潟県連盟=は3回転ループの転倒などが響き、53・79点の8位と出遅れた。
前日のSPと同様に、観客が総立ちで祝福した。初披露のベートーベンの「交響曲第9番」の演技に、全精力を注いだ町田は氷上で放心状態。今季初戦で2連覇を達成し「今の時点の100パーセント。満足している」と喜びをかみしめた。
高橋大輔が引退し、羽生結弦(ANA)らを軸に新時代を迎えた日本男子。先陣を切った町田は「ライバルにボールを投げることができた。羽生選手らがどう打ち返し、僕に投げ返してくるのか。勝負を受けてやるという強い思いがある」と闘争心を燃やした。