日体大決勝へ 復帰の鶴見が2種目演技
「体操・全日本団体選手権」(1日、国立代々木競技場)
予選が行われ、女子は2年ぶりの優勝を目指す日体大が4種目合計215・400点の1位で8チームによる2日の決勝に進んだ。4月の左アキレスけん断裂から復帰した鶴見虹子が2種目で演技して貢献した。昨年優勝の朝日生命は4位通過した。男子は6種目合計345・450点でトップだった筑波大などの4チームが決勝進出。世界選手権個人総合5連覇の内村航平を擁するコナミや加藤凌平らの順大は決勝から登場する。
左足手術を経て復帰した日体大の鶴見が、世界トップクラスの技を繰り出して存在感を示した。2009年世界選手権で銀メダルに輝いた段違い平行棒ではバランスを崩すミスがあったが、チームトップの13・800点。1年ぶりの実戦はさすがに「緊張した」と言い「すごくほっとした」と安堵(あんど)の笑みがこぼれた。それでも16年リオデジャネイロ五輪で五輪3大会連続出場を目指す実力者らしく、自己採点は「60点」と辛めだった。