錦織と一問一答「大きな経験値になる」
「男子テニス・マスターズパリ大会」(10月31日、パリ)
シングルス準々決勝が行われ、第6シードの錦織圭(24)=日清食品=が第4シードのダビド・フェレール(スペイン)に逆転勝ちして4強入りし、年間成績などの上位8人で争われるシーズン最終戦のATPツアー・ファイナル(11月9~16日・ロンドン)出場を決めた。以下、錦織と一問一答。
-自力で切符をつかんだ気持ちは。
「素直にうれしい。他の選手の勝ち負けを気にせず自分の力で入れたので。考えないようにしていても自然と情報が入ってきていた。自分を誇りに思う。大変な試合でツォンガ、フェレール相手に勝てたというのは大きな経験値になる」
-第2セットのタイブレークで0-4から盛り返した。過去に経験は。
「あまり記憶にない。カムバックできると信じてやっていた。2-5から挽回し、あそこからノーミスでどんどん攻めていけた。気持ちを強く持ってプレーできた」
-リターンの出来は。
「集中して本当に大事なポイントで決まった。劣勢の場面でもしっかり返していけばイーブンだと思ってやっていた」
-けがもあった中でファイナル進出。
「けがとも闘いながらだが、例年よりは少なくなってきた。アンラッキーな足の痛みとかもあったけど、体は強くなってきている。全米オープンでも5セットを戦い抜き、体力的には強くなってきていると証明できた」