冨田代理人「映像見た日本関係者いない」
代理人の国田武二郎弁護士は、アジア大会で競泳男子平泳ぎの冨田尚弥がカメラを盗んだとして略式起訴された件で、韓国警察の捜査に不可解な点や問題があったと指摘している。同弁護士によると、韓国では起訴内容における犯行時刻は9月25日午前10時48分と報じられているが、冨田は10時30分から11時ごろまで別の選手とプールサイドで雑談していた。この点は複数の日本選手から確認が取れているという。冨田もバッグにカメラを入れられたのは「12時前後」と話した。
また、監視カメラの映像などを分析した結果、冨田が浮上したと警察が説明している点に、同弁護士は「彼が明白に盗んだという映像を見た人物は、調べた限り、日本(の関係者)には誰もいない」と主張。冨田は、警察の取り調べの際に同席した通訳の日本語がたどたどしかったとの印象も口にした。