錦織 ファイナルの「特別感」に感激
男子テニスの年間成績上位8人による今季最終戦、ATPツアー・ファイナルに初出場する1次リーグB組の錦織圭(24)=日清食品=が7日、ロンドンで記者会見し、昨年のウィンブルドン選手権覇者のアンディ・マリー(英国)との9日の初戦に向け「過去3戦全敗で厳しい相手だが、自分のテニスができれば勝つチャンスはある」と意欲を示した。
賞金総額650万ドル(約7億4750万円)と破格。センターコートで公式練習した錦織は「トップの8人しか会場にいない特別感が他では味わえない。専属のドライバーがいて、ロッカールームが1人ずつあって、大統領になった気分」と特別な待遇に感激の面持ち。「しっかり精神面を準備しないと雰囲気にのまれてしまう」と気を引き締めた。
1次リーグは2組に分かれて総当たりで争われ、各組上位2人が準決勝に進む。