修造が錦織にエール「第1サーブが鍵」
「テニス・ATPツアー・ファイナル」(11日、ロンドン)
シングルス1次リーグB組第2戦で、世界ランク5位の錦織圭(24)=日清食品=は同2位のロジャー・フェデラー(スイス)にストレートで敗れ、1勝1敗となった。
日本テニス協会強化副本部長を務める松岡修造氏(47)と、元女子プロ選手の杉山愛さん(39)は、ともに「第1サーブを入れることが鍵。圭が自分のテニスをすれば勝てる」と期待した。
松岡氏は錦織の第1サーブの悪さを不安視し「サービスゲームをキープできないと苦しい試合になる」と指摘。「(フェデラー戦で治療を受けた)右手首の痛みに原因があるとすればサーブの修正は難しい」とも言い、中1日で体調がどれだけ回復するか心配した。
杉山さんは、錦織が通算成績で4勝1敗とリードする相性の良さがプラスになると考え「圭はいいイメージを持っているはず。サーブの確率をもっと上げて、リターンで得意のラリーに持ち込めれば」と話し、勝算が高いと見る。