日本ラグビー協会は２１日、１６年から世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」への新規参入が正式決定したことで都内で会見を行った。ロンドンでの理事会から帰国した矢部達三・専務理事は、「誇りとともに大きな責任を感じる。日本最強のドリームチームを編成したい」と語り、日本代表選手にトップリーグの外国人選手を加えた陣容で臨む考えを示した。

　協会内に早急にスーパーラグビーに関する部門を立ち上げ、コーチングスタッフの人選や運営面などマネジメントを進めていく。日本がホームとなる７、８試合のうち３試合はシンガポールで開催。また、同リーグが３～７月に行われるため、トップリーグや日本選手権など国内大会の方式が変更される可能性もある。

　会見には日本人として初めてスーパーラグビーに参戦した日本代表ＳＨ田中史朗（パナソニック）も同席。現在の日本代表がリーグに参戦した場合、どの程度の実力なのかを問われ、「正直にいって下の方だと思う。入って１、２年はすごくしんどくなる。ただ、日本の良さである速いテンポを生かせれば、引っくり返せる力はある」と見通しを語った。