伊東&葛西がW表彰台「自信出てきた」
「ノルディックスキーW杯ジャンプ男子」(28日、ルカ)
伊東大貴(28)=雪印メグミルク=が138メートル、137・5メートルをそろえて2位、葛西紀明(42)=土屋ホーム=は131メートル、136・5メートルで3位に入った。W杯ジャンプ男子で複数の日本選手が表彰台に立つのは06年1月の札幌大会で伊東が2位、岡部孝信が3位となって以来9季ぶり。海外のW杯では03年2月に葛西が1位、宮平秀治が2位となって以来12季ぶり。シモン・アマン(スイス)が今季初勝利となる通算22勝目を挙げた。
葛西が、個人では今季初の表彰台に立ち、昨季から出場したW杯では10位以内に入るのが24戦連続となった。「風が悪くても上位に残れるし、挽回して1桁順位に入れている。安定感が抜群」と誇らしげだった。左膝に痛みを抱え、痛み止めを飲んで臨んでいる。調整不足の不安もあった開幕から2試合続けて上位に入り、「自信も余裕も出てきた」と言ってのけた。