柔道、新旧世界女王が対抗意識燃やす

 「柔道グランドスラム東京大会」(5日開幕、東京体育館)

 柔道のグランドスラム東京大会に出場する女子日本代表は3日、東京都文京区の講道館で練習を報道陣に公開し、48キロ級で世界選手権優勝経験のある19歳の近藤亜美(三井住友海上)、26歳の浅見八瑠奈(コマツ)が対抗意識を燃やした。

 昨年のこの大会を制し、8月の世界選手権初制覇につなげた近藤は「挑戦者のつもりで闘う。仕切り直して、ここがスタートラインと思っている」と気合十分。練習では得意の内股の感触を確かめた。

 浅見には練習で胸を借りたことはあるが、試合での対戦はない。「相手には技術、スピード感がある。自分は若さと勢い、元気でカバーする。ここで勝って、48キロ級の1番手は私だというのを示したい」と自信たっぷりに話した。

 1年間の休養から8月に復帰した浅見は「相手が誰であろうと、自分の柔道を畳で表現できればいい」と冷静だ。ロンドン五輪代表は逃したものの2010、11年と世界一になった実力者。近藤について「実戦に強い子という印象がある。自分は追いかける立場。結果を出せば周りに認めてもらえる」と鋭い視線を向けた。

 新旧世界女王の激突はなるか。日本女子の南條充寿監督は「決勝での対戦が理想。互いの良さが出る闘いにしてほしい」と心待ちにしていた。

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