富士通“6度目の正直”で悲願初Vだ
「ジャパンエックスボウル」(15日、東京ドーム)
アメリカンフットボールの社会人日本一を決める日本社会人選手権「ジャパンエックスボウル」の記者発表が3日、都内で行われた。富士通は11月30日の決勝トーナメント準決勝で、5連覇を狙ったオービックを27-17で破って初Vへ王手をかけた。6回目の挑戦で悲願の王座を目指す。
どうしても届かなかった頂点を奪うために、藤田智ヘッドコーチ(HC)は大きな決断を下した。5月からQBコービー・キャメロンを加入させ、チームの進化を促したのだ。練習、試合を重ねていくうちに選手同士のコミュケーションが深まり、ハイレベルな司令塔に率いられたチームは着実に決勝まで駒を進めた。
IBMのQBも外国人のケビン・クラフトで、同HCは「どちらが自分のチームのQBに仕事をさせることができるか。ラインがポイントになる」と勝敗の分岐点を挙げた。