17歳山口茜が8強!実業団選手を撃破
「バトミントン・全日本総合選手権・2回戦」(4日、代々木第二体育館)
女子シングルスでは、世界ジュニア2連覇中の山口茜(17)=勝山高=が、土井杏奈(ヨネックス)を2-0で下し、準々決勝進出を決めた。男子シングルスは昨年3位の桃田賢斗(20)=NTT東日本=が、ストレート勝ちで8強入り。女子ダブルスでは、世界選手権3位の前田美順、垣岩令佳組(ルネサス)が米元小春(北都銀行)田中志穂(法大)組に0-2で敗れる波乱があった。
ミスした後の笑みにはあどけなさと同時にしたたかさものぞく。成長著しい17歳の山口が、実業団選手を破り8強入りを決めた。
第1ゲームは「相手のショットが照明の下に入り集中力を欠いた」と、一時5点差をつけられる苦戦。しかし、次第に自分のペースをつかみ21-18で先取。第2ゲームも終盤にミスを連発したが、それでも最後は21-19で相手を振り切った。
世界ジュニア女王、インターハイ2連覇など実績十分だが、まだ高校2年生。大会後に期末テストが控える。今大会も教科書を持参し、ホテルに戻れば「1時間ぐらいやってます」と猛勉強中だ。
ただ、今、一番欲しいのは、あくまで全日本のタイトル。「誰が優勝してもおかしくない。自分にもチャンスはある」。初の日本一へ、“スーパー女子高生”が突き進む。