「甲子園ボウル、関学大-日大」（１４日、甲子園）

　アメリカンフットボールの全日本大学選手権決勝「甲子園ボウル」で４連覇を狙う関学大（関西）が１２日、日大（関東）との対戦に向けて甲子園球場で練習した。関西学生リーグ最優秀選手（松葉杯）のＲＢ鷺野聡主将（４年、関西学院）は「個人技で取る。独走してＴＤで勝利を導きたい」と意気込んだ。

　宿敵・立命大を下しリーグ５連覇を達成。今年もラッシング部門１位を獲得するなど１年から常勝軍団で活躍した。甲子園で初のＴＤを奪って、学生相手に４年間、不敗締めが最高のシナリオだ。

　日大とは通算９勝１６敗２分けながら近年は３連勝と圧倒している。「勝負は第４Ｑ」と接戦を覚悟するが「学生日本一を決める大会。絶対に勝たないといけない」と気迫十分。

　視線の先は来年１月３日、３年連続で敗れた対社会人王者のライスボウル（東京ドーム）がある。「（強い）先輩らでも勝てなかった。レベルを上げないと」。最後の雪辱チャンスのためにも通過点で負けられない。