筑波大が快勝発進“死の組”主役候補へ

 「ラグビー・全国大学選手権、筑波大44-22大東大」(14日、秩父宮)

 2次リーグが始まり、C組は筑波大が大東大に44-22で快勝し、明大は関学大を21-10で破った。A組は大会6連覇を狙う帝京大が天理大に43-3で、法大は朝日大に54-19で大勝。B組は流通経大が京産大を55-7と圧倒し、慶大は中大を34-14で下した。D組は早大が立命大を39-15で退けた。同大は東海大に3-40で敗れ、関西勢5校は全て初戦黒星となった。2次リーグは16校が4組に分かれて争い、各組1位が来年1月2日の準決勝に進む。

 鮮烈な快勝スタートだった。関東対抗戦で主力の故障に悩まされて5位に沈んだ筑波大は、左膝の負傷から復帰したばかりのFB山沢が輝きを放った。秋から一変した姿で関東リーグ戦4位の大東大を退けた。関西リーグ覇者の関学大、関東対抗戦3位の明大を含め、「死の組」となったC組の主役候補に躍り出た。

 SOも務めた山沢は10-10の前半38分、2人をハンドオフで軽々といなしてトライし、貫禄を示した。後半11分には飛ばしパスでトライを演出。高校時代に日本代表合宿に参加した逸材は同13分にもトライを奪いながら「(状態は)まだ5、6割」と語り、今後の活躍に期待を持たせた。

 主力のナンバー8山本らも戻り、激しいボール争奪戦と防御でチーム力もアップ。「試合で力を発揮できるか未知の部分があった」と明かした古川監督も一安心の様子だ。この日欠場した日本代表WTB福岡の復帰も控えており、対抗戦からの巻き返しが楽しみだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス